最終更新日 2024年3月29日 by byersp
建築用の木材には、様々な種類がありその用途に応じて選択していくと良いでしょう。
現在の住宅では純和風な家というものは少なく、木材が露出している部分はそれほど多くありません。
現在の住宅の中で、最も多くが使用されているのがやはりフローリングです。
最近ではフローリングに関して、無垢材が好まれる傾向があります。
その種類には多くの樹種があり、それぞれに異なる特徴があります。
その中で、低価格でよく好まれているものがパイン材です。
パイン材の特徴として、針葉樹であるため節が多いということが特徴として挙げられます。
また、肌目が粗いというのが特徴で、色としては薄い色ですが経年変化によって濃い色へと変化していきます。
ナチュラル感が高く、DIYなどでもよく使われるのがパイン材です。
次にチーク材ですが、これは無垢フローリング材の中でも高級なものに分類され、シロアリなどの虫食いに対しても非常に強いという性質があります。
その上寸法安定性が非常に高いのも特徴で、ぴったりの寸法で仕上がります。
チークのメリット
チークはパイン材と違い、経年変化で色が褪せていきますが、その経年劣化による色褪せが目立ちにくいことも特徴の一つに挙げられます。
そしてオーク材はナラ材とも呼ばれ、はっきりとした木目が特徴的で、現在の日本では最も使用されているフローリング材であると言えます。
硬く重厚感があるので、キズなどにも強いという特性があります。
また家具としても使われることが多いため、トータルのコーディネートも可能です。
さらに、黒系のフローリングの代表格として知られているウォールナットは、とても落ち着いた色合いと木目が特徴で、そのダークなニュアンスはシックな雰囲気をかもし出します。
そのため、クールな部屋の雰囲気や、やや退廃的な雰囲気の部屋にもしっくりくる色合いなのです。
最後にマホガニーですが、これは世界三大銘木の一つに数えられ、希少価値が非常に高いものです。
しかし、色の濃淡があるため通常はカラーリングが施され、そのカラーは赤系が主流です。
そのため、非常に高級感が出ることが特徴で、オーディオルームなどの高級感のある部屋にもマッチします。
以上のように、フローリング材には様々なものがあり、その特徴は樹種により様々なのです。
部屋のデザインや目指すべきコンセプトに応じて、その多種多様な中からしっくりくるものを選び出すことが、家における木材、特に床材選びには重要であると言えます。
※参照元
長崎材木店 坪単価より