音楽大学ってどうしたら入れるの?

音楽大学ってどうしたら入れるの?

最終更新日 2024年2月15日 by byersp

音楽を専門に学んで、そこで得た知識や技術を表現したり指導していく。

そんな自分の将来を決めるひとつとして、音楽大学の選択も良いと思います。

最近では小さい頃から習い事として有名な先生に就いたり、遠方のコンクールを受けたりもしますし、もちろんそういう機会や場慣れも必要だとは思います。

しかし音楽大学に進むために、中学時代に初めてピアノを触った、とかずっと吹奏楽部でしか演奏したことがないけどこのまま辞めてしまうのも、というざっくりとした理由で音楽大学を目指すというのもアリかと思います。

私もそうでしたが、小学生のときに警察音楽隊のショーを見て憧れ小学校のマーチングバンド部に入り、とりあえず一番人数が必要だったトランペットを任され、そのまま中学校では吹奏楽部、という経緯がありました。

ただ「好きだし、他に出来ることないし。」という理由でずっと続け、高校生になり漠然と音楽大学に入りたいなぁ、と思うようになりました。

武蔵野音楽大学

確かに色々な専門知識は必要です。

音楽理論、音楽史、和声、ソルフェージュ、聴音、初見、など一般的に聞いたら何それ?というものも多いですが、これらはすべて努力していけば身に付きます。

もちろん自分が専攻とするもの、ピアノや声楽やトランペット、バイオリンなどの技術も磨く必要もありますが、そればかりでは音楽大学では通用しません。

私の場合、技術=トランペットではあまり成績は良くなかったのですが、反対にソルフェージュという先生がピアノで演奏をしてそれを聞きながら譜面に起こす、という耳で聴くことは得意でした。

また、課外活動として地元のオーケストラに入っていたので音楽史というこの曲は誰が書いたのか、このフレーズは作曲家のどういうメッセージが込められているか、などという机上での分野は音楽大学に入ってから得意と認識しました。

私の大学では学内での学期末テストがそのまま学内コンサートの基準になっていたので、そこで点数がよければコンサートに出演出来る、というものだったので上手で引きつける演奏をする生徒は常連になることも多くありましたし、私のように一度も出たこともない、という生徒もたくさんいました。

女子生徒ならコンサートに出て一度はキラキラしたドレスを着てみたい、というのも理由のひとつでもありますが。

ただ、親には経済的な面では苦労を掛けたと思っています。

普通科よりも多い学費、楽譜代、楽器代、レッスン料、交通費、と何かと出費は多いです。

もし親孝行が出来るのなら奨学金制度を受けるのも良いと思います。

演奏をして表現したり、人々に感動を与えたり、楽曲の解説をしたり、将来の若者たちに指導したり、大学を卒業してからでも自分がしたいこと、出来ることはたくさんあります。

それが生業にならなくても私のように地元のオーケストラや吹奏楽団に所属して趣味として楽しむのも良し、自分の子供に音楽って楽しいよ、と一緒に遊んでコミュニケーションツールとして取り入れたり、努力して学んだことに意味のないことは無いと思います。